雑記

トルコ留学してました。最初は留学記のつもりでしたが、留学終わってからも書き続けたいとおもいます。

パーティ

一昨日、私の通う中東工科大学と同じくアンカラにあるアンカラ大学の日本語学科の生徒でパーティを行うとのことで、時間を持て余していた私も参加してみた。そこには日本語を学ぶトルコ人の学生が凡そ100人ほど参加していた。彼らはとても日本語が上手く、偶に難しい単語を英語で補いながら、私も通常通りの日本語を喋り、彼等もそれを理解した。日本には宴会という文化はあり、それが英語のPartyの訳語に当たると思うが、それでも西洋文化で言うところのパーティと日本の宴会とは全く別物であるように思える。まあ、トルコのパーティが西洋文化のそれと全く同じかは完全にはわからないけれど、少なくとも日本よりかは西洋文化のパーティに近いように思う。トルコのパーティでは一人一人に決められた席というものはない。もちろん机も椅子もあるけれど、ずっと席について語り合うというよりかは、自然に立ちながら移動しながら喋って、疲れたら適当に座るといった具合だ。また、日本の宴会と最も違う点は、会の中で音楽が流れてその音楽に合わせてみんなで踊ると言う点だ。疲れたりしたら近くの席について踊らなくてもいいのだが、踊るスペースがあり、そこで大人数で踊る。私にとってそのようなパーティは初めてであり、最初は戸惑っていたけど、次第に酒も回り、私も踊る事を楽しめるようになった。私は初対面の人と話す事があまり得意ではないので、今までこういったパーティにはあ参加して来なかった。偶々、やることも無かったし、同じ日本人の留学生が行くと言うので、そのまま流れで行ってみただけだった。私は私が想像していた以上によく喋った。それは酒や日本語のおかげであるかもしれないけれど、1番大きい要因は彼等が日本に興味があり、日本に行ったことのある留学生もいたりして、私とも共通点が多く見つかったことだと思う。こちらへ来てから、他国から来ている留学生とも喋る機会が多くあったけれど、彼等と私にはそれこそ共通点と言えるようなものが殆どないので、喋る内容もそんなになく、ただ独りで黙りとしている事が多かった。けれどもこのパーティでは、それこそ日本語を学んでいる理由だとか、アニメの事だとか、日本に留学した際のことだとか、日本とトルコの文化の違いだとか、様々に喋る内容があった。またもう一つ、やはり踊った事が私を喋り易くした大きな要因に思える。初めての人とでも踊り合うことでお互いの身心の距離が近くなるし、私も喋る時に余計な事を気にしなくなってくる。それが良かったのだと思う。結局楽しくなった私は朝の四時頃までトルコ人と話した。時間が合えばまた遊ぼうということにもなったりした。私の人生の中でも特に社交的になれた1日だったように思う。